■ 天草ジューシー出荷組合 代表 船城優路 藍より青い海と緑ゆたかな自然。あたたかな太陽のぬくもり。 私たち天草ジューシー出荷組合は、熊本県の最南西の諸島・天草で天草晩柑(あまくさばんかん)を栽培しています。 モットーは「生産者にはつくる喜びを!消費者の皆様には食べる喜びを!」。
天草晩柑は、開花・結実から食べごろを迎えるまで11~16カ月もかかります。 長い間樹上で過ごさせることで起きるリスクはさまざま。 長雨や台風などの被害に合う可能性が高まるほか、使える農薬も安全なものを必要最小限に留めなければいけないし、長い間実をつけている木への負担も相当なものです。
そのため、見かけが悪いものが増えてくるのが現状です。
それでも早期収穫しないのは、樹上で大切に育てられた晩柑の味に誇りをもっているから。
特別甘いわけでも、特別すっぱいわけでもありません。
それでも『美味しい!』『ほっとする』と言ってくださる
多くのお客様の笑顔と安心のために。生産者一同、日々がんばっています。
甘すぎずすっぱすぎずのほのかな甘みと、ぷっくりとふくらんだ粒の食感。
生産地である天草は熊本県の南西部に位置し、大小120もの島々からなる自然豊かな土地です。海に囲まれているため気候は比較的温暖で冬でも雪をみることはほとんどありません。歴史的にはやはり「天草島原の乱」や隠れキリシタンが有名ですが、古くは漁港や南方貿易の拠点となり、異国船の監視や難破船の救助などを行う港番所が置かれるなど地理的にも経済的にも海とのかかわりが深いところであったようです。現在の天草は連休になると県内外の多くの人々が集まる観光地となっていますが、人気の理由はおいしい海の幸と山の幸、豊富に残る自然、そして人々のあたたかさです。 天草晩柑の美味しさの秘訣は、そんな気候風土で生まれ育ったことにあるかもしれません。
ポイント
これには次のような秘訣があります。
☆ミネラル豊富で水はけの良い土壌
→ミネラル成分が整っている土壌では、栄養分の吸収に必要な根毛の発生が旺盛になり、栄養分の吸収がよくなり、栄養分豊富な美味しい果物に育ちます。また、水はけの悪い土壌では水分が土壌中にたまり、土壌中の空気が少なくなり根の呼吸が出来なくなるために水はけの良い土壌が適しています。
☆暖かな海洋性の気候
→柑橘類は比較的温暖な気候に適しており、とりわけ天草晩柑は寒さに弱いためにこの天草地方の温暖な気候に適しています。
☆樹齢を重ねた木が多い
→樹が若いと品質がバラつきやすく、樹齢を重ねた成木になるほど安定した果実をつけ、種子の少ないのも特徴です。
☆木成り完熟
この中で天草ジューシー出荷組合が一番にこだわっていることは“木成り完熟”です。
晩柑は木になっている間、季節の変化に応じて、実の水分量や、酸味と糖度のバランスを変化させていきます。
春には甘くて瑞々しい味わいを、そこから夏にかけてはパリッとした爽やかな味わいをと、季節の変化に応じた自然本来の味わいを楽しむことが出来ます。それが天草ジューシー出荷組合の天草晩柑の美味しさの特徴です。
コメント
■ 天草ジューシー出荷組合 代表 船城優路
藍より青い海と緑ゆたかな自然。あたたかな太陽のぬくもり。
私たち天草ジューシー出荷組合は、熊本県の最南西の諸島・天草で天草晩柑(あまくさばんかん)を栽培しています。
モットーは「生産者にはつくる喜びを!消費者の皆様には食べる喜びを!」。
天草晩柑は、開花・結実から食べごろを迎えるまで11~16カ月もかかります。
長い間樹上で過ごさせることで起きるリスクはさまざま。
長雨や台風などの被害に合う可能性が高まるほか、使える農薬も安全なものを必要最小限に留めなければいけないし、長い間実をつけている木への負担も相当なものです。
そのため、見かけが悪いものが増えてくるのが現状です。
それでも早期収穫しないのは、樹上で大切に育てられた晩柑の味に誇りをもっているから。
特別甘いわけでも、特別すっぱいわけでもありません。
それでも『美味しい!』『ほっとする』と言ってくださる
多くのお客様の笑顔と安心のために。生産者一同、日々がんばっています。
甘すぎずすっぱすぎずのほのかな甘みと、ぷっくりとふくらんだ粒の食感。
天草晩柑をぜひ一度ご賞味ください。1.手で黄色い皮をガシガシ剥いて、中身を取り出す。
2.薄皮をむき、黄色い部分だけに思いっきり食らいつく。
<その他の食べ方>
■ 天草晩柑をオレンジのようにスマイルカットにして食べる。
■ 小ぶりの晩柑をうすく輪切りにし、はちみつや砂糖、少しのリキュールをかけて、冷凍して食べる。
1.一気に薄皮まで剥いて容器に入れ、冷凍しておく。
2.食べたい時間の10~20分前に取り出し、半解凍した状態の天草晩柑を食べる。
1.天草晩柑の皮の表面をよく洗い、包丁でむく。
2.(1)を一晩水につけておく。(あくぬき)
3.水をかえて火にかけ、5分間沸騰させる作業を皮が半透明気味になるまで3~4回くりかえす。
■ ピール
●天草晩柑の皮(下準備したもの):適量、●砂糖:皮と同量
1.材料を火にかけ(中火)、沸騰したら弱火で煮詰める。
2.汁気がなくなったらバットにあけ、グラニュー糖を両面にまぶして完成。
■ マーマレード
●天草晩柑の皮(下準備したもの):適量、●砂糖:皮の60%量、●水:皮と同量
1.材料を火にかけ、弱火で煮つめる。
2.汁気が大体なくなるまで。
■ 天草晩柑ゼリー
●天草晩柑の果汁:300ml、●水:300ml、●砂糖:120ml(大さじ8)、●イナアガー:小さじ3~4
1.イナアガーと砂糖を粉のままよく混ぜる。
このとき水分が入るとダマができるので注意!
2.水を入れた鍋に①を少しずつかき混ぜながら入れ、火にかける。
3.沸騰したら火を弱め、1~2分よくかき混ぜながら煮溶かす。
4.火を止めて、天草晩柑の果汁を加えて混ぜる。
5.お好みの容器に流し、冷やし固める。
■ 簡単パウンドケーキ
●ホットケーキミックス:150g、●バニラアイスクリーム:200g、●マーガリン(無塩バターでも可):50g
●天草晩柑マーマレード:適量
1.バニラアイスをボウルに入れレンジで30秒ほど溶かし、泡立て器でクリーム状になるまでかき混ぜる。
2.(1)にホットケーキミックスを加えてよく混ぜる。
3.溶かしたマーガリンを加え、さらに混ぜ合わせる。
4.(3)を型に流し込み、上にマーマレードをたっぷり乗せ、170度のオーブンで30~40分程度焼く。あら熱をとったら出来あがり。
●カロテン=44μs
●ビタミンE=0.3mg
●ビタミンB1=0.05mg
●ビタミンB2=0.02mg
●食物繊維=0.5g
●ビタミンC=47mg
資料:「五訂日本食品標準成分表 その他の成分は果樹研究所まとめによる」よる
『天草晩柑はビタミンCの宝庫!!』
天草晩柑にはビタミンC・カロテン・食物繊維・フラボノイドなど多くの有効成分が含まれます。
なかでもビタミンCは発がん物質抑制作用、血中コレステロールの低下など成人病予防にも最適。
また、コラーゲン合成成分を助け血管を強くします。
他にも、血圧を正常に保つカリウムや糖の吸収を抑えるペクチン等も含みます。
食物繊維が多く、カロリーや脂肪が低いのでダイエットにも効果的です。
※注意※ グレープフルーツと成分が似ているため、高血圧の薬を服用される方にはおすすめしていません。
(参考資料)
グレープフルーツ果汁と相互作用を起こす薬剤としては、カルシウム拮抗剤を始め、トリアゾラム、テルフェナジン、シクロスポリンなどがあります。
なかでも、最もよく知られているのが、降圧剤であるカルシウム拮抗剤との併用です。
薬物の血中濃度が上昇するために過度の血圧低下や心拍数の増加が起こり、頭痛、顔面紅潮、めまいなどの副作用の発現頻度が増えます。
その程度は薬剤の種類や服用時期によって異なります。
トリアゾラムは最もよく使われる睡眠剤の1つですが、グレープフルーツ果汁250mlとの併用により最高血中濃度が30%上昇し、
それに伴い催眠効果が増強したという報告があります。
これら相互作用は、グレープフルーツ果汁に含まれる物質によって薬物代謝酵素であるチトクローム P450の一種「CYP3A4」の活性が
阻害されるためと考えられています。
グレープフルーツ果汁と薬の相互作用は、同時服用の場合だけとは限りません。
少なくとも薬剤服用の10時間前から2時間後の間では、果汁による影響が持続することが確認されています。
肥満や糖尿病の患者さんには糖度の低い柑橘類を勧められることが多いし、季節に関係なく入手しやすい果実でもあることから注意を要します。
天草晩柑は本来2月~4月に収穫されます。晩柑の木は5月に開花を迎え来季の実を早々につけ、1年かけてその実を育てます。そのため4月までには収穫を終えて、新しい実をつける準備をしなければなりません。しかし、天草ジューシー出荷組合ではこの収穫時期をあえて4月から7月までとし、樹の上で完熟させます。そうすると5月には花の果実、それ以降は今季の実と来季の実が1本の木に同居するという極めて不思議な状態となります。これを人間に例えるなら、臨月を迎えて妊婦さんが出産前にもう1人次の子を身籠ってしまう状態です。妊婦さんは妊娠中、薬やアルコールなどの刺激物をとれません。また、いつも以上に相当な体力が必要です。
これは晩柑の木でも全く同じことがいえます。野菜や他の果実以上に、農薬の管理が難しく、強い樹勢が必要になります。木自体への負担だけでなく、これらは生産者自身にも大きなリスクを伴います。木に長くならせておくことで外観が悪くなるのはもちろん、台風や天災による収穫量の激減。また、真夏の暑さと戦いながらの収穫は春の収穫とは比べ物にならないほど厳しい作業です。